筆耕を独学して生業にすることが出来て、”やればできる”を体験しました。
16年ほど前、これからの仕事を筆耕だけでなくデザインにまで拡げたいと
夢を持ちました。
黒の雅やモダンさ・強さ・深さなどを抽象的に表現すること、
つまり墨象を描くことも好きな私は筆耕会社だけでなく
いつかデザイン会社に成長することを夢見ました。
夢が実現した時「デザイン筆耕」と言う語と自分の雅号を合わせて
「デザイン筆耕春闌」を屋号として使いたいと考えておりました。
点をつなげれば線になり、線を集めれば面になること、
また墨の黒色の幅の広さをうまく組み合わせれば遠近感も出せる
ことに気づき、抽象的表現をどんどんやってみました。
長年、墨と筆と紙を使って仕事をしその傍らで墨で色々なことを
試しながら遊びました。
そのお陰で今は墨象作品も多く製作することが出来るようになり
楽しんでおります。